やぐまる的CPUの選び方

B!

自作をするまでとは行かないけれど、メーカーやBTOでPCを構成したいという方も多いかと思います。

そんな時にどの程度のパーツを選べば良いか参考になればと、僕なりの基準にはなりますが部品別で記事を分けてお届けしてみようと思います。

2大CPUメーカーIntelとAMD

で、今回はCPU編ということで、現在メジャーなCPUを提供しているメーカーはIntelさんとAMDさんになります。

単純な比較というのはなかなか難しいのですが、現在の主力はIntelさんはCore iシリーズとAMDさんはRyzenシリーズになります。(その他もありますが今回はこの2シリーズに絞っております。)

IntelさんのCoreシリーズを例にしますと

高速
↑・Core i9
・Core i7
・Core i5
・Core i3
・Pentium
↓・Celeron
低速

というラインアップになっております。

PentiumやCeleronは最近のWindowsでは力不足の感じがします。

Intelさんのiシリーズはi3、i5、i7と10年ほど続くラインアップでしたが、2018年にi9が発売されました。数字が大きくなるほど性能がUPすると考えていただければ良いです。

AMDさんのRyzenシリーズもIntelさんのiシリーズと同様にRyzen3、Ryzen5、Ryzen7と番号が振られており、こちらもまた数字が大きくなるほど性能が高いということになります。

3、5、7シリーズ内で更にいくつかのグレードで分けられていますが、今回はこの部分までは触れずに大きなくくりでお話をしたいと思います。

Intel製とAMD製との違いは

基本的にIntel製のCPUは性能は良いがお値段も良い。AMD製のCPUはIntel製のCPUと比べると若干性能は低めだけれど、抜群のコストパフォーマンスを持っている。と、大まかに解釈して良いかと思います。もちろん、お互いよりよいものを世に出そうとしていますから、どちらもよいCPUであることは間違いありません。

よって、まずCPUを選ぶときには性能と価格と言った基準で決めてしまっても良いと思います。

1.メーカーで選ぶ(Intel or AMD)

2.性能で選ぶ(Core i3~i9 or Ryzen3~7)

3.価格で選ぶ(性能が良いほど高い)

大きくはこの3つの基準で選ぶことになります。

メーカーはIntel製とAMD製のどちらを選ぶか。どちらを選んでも良いです。

僕は昔からIntel製のCPUを使っていたので、自作などをするときにはIntel製を選びますが、先日AMD製のCPUを搭載したPCに触れる機会があり、特に気になるところもなくAMD製でもありと思いました。

性能ではIntelの方がスコアという点では上かなと。同時に処理をするのに有利なコア数はIntel製もAMD製も最新のものでは6コア12スレッドや8コア16スレッドなどマルチタスク能力が上がっています。

一昔前だとデュアルコア(2コア/4スレッド)やクアッドコア(4コア/8スレッド)というものが主流でありました。

コアとスレッドとは
先ほどコアだのスレッドだのという言葉が出てきましたが、コア(core)とは簡単に言うとCPUの中核部分を指し示します。シングルコアというと、処理をする頭脳が一つあるといった感じです。
これに対して、2つのコアがあるとデュアルコア、4つあるとクアッドコアといった呼称で呼ばれております。当然のことながら、数が増えれば増えるほど処理能力がアップします。
また、スレッドという言葉もコアと同時によく出てきます。スレッドというのはソフトウェア上(OS上)で認識されるCPUのコア数で、擬似的にCPUコアとして扱うマルチスレッディング技術を採用しているものが最近はほとんどです。
表現としては4コア4スレッドや4コア8スレッドといった言い方をします。1コアで1スレッドの方が1コアで2スレッドを負担させるより高速に処理ができるので、コア数が多い方がスレッドが多いより基本的には同時処理能力は高くなります。

幾らくらいするもの?

パソコンのパーツ全体に言えることですが、意外に価格の変動があります。たいていは出たときが一番高く徐々に価格がこなれて安くなっていくのですが、生産数が少なく入手困難な時や人気のCPUは高騰したりします。毎日変動するので、およその価格になりますことをご了承ください。

発売時期によってもコアの数が違ったりしますが、第8世代の標準的なもので提示しております。※CPU単体の価格(2019/03/24現在)です。

Intel製

Core i3は2万円くらい(4コア/4スレッド)

Core i5は3万円くらい(6コア/6スレッド)

Core i7は4万~5万円くらい(8コア/8スレッド)6コア版も有り

Core i9は6万5千円くらい(8コア/16スレッド)

Core i9には(10コア/20スレッド)や(16コア/32スレッド)といった、化け物仕様のモデルもありますが、価格も10万円超え20万円超えという代物で、一般人には手が出ないです。

 

AMD製

Ryzen3は1万円くらい(4コア/4スレッド)

Ryzen5は1万5千~2万円くらい(6コア/12スレッド)4コア版も有り

Ryzen7は2万5千~3万円くらい(8コア/16スレッド)

価格ではAMDさんの方が圧倒的に有利ではあります。

Intelさんはやや高い印象をうけますので、価格面ではAMDさんに一歩譲る形になる感じです。

どれを選ぶと良い?

パソコンを自作するにしても、メーカーのデスクトップやノートを買う場合にもCPUの性能は大きなウェイトを占めますので、どれくらいのCPUを選べば良いかということになります。

中級者~上級者の方はここを読むまでもないかと思いますので、飛ばしていただいて良いかと思います。

初めてパソコンを購入するけどどのくらいのものを買えば分からないという方には参考になれば幸いです。

僕もノートPCが欲しいと思ってCPUを適当に選んで安いものを買ったことがありますが、レスポンスの悪さにイライラして精神衛生上よくないと感じてすぐに売却した経験があります。俗にいう安物買いの銭失いを実践してしまった訳で・・・。

皆様にはこういった失敗が少しでも減ることを期待して。

結論として、最低でもCore i3かRyzen3が搭載されたものを選んで欲しいです。CPUだけでは決まらないのですが、このレベルは押さえていただけると一般的な事をするにはストレスなく操作できると思います。高負荷の掛かる3Dゲーム等をしない前提であればゲームもそれなりにできます。

グラフィックソフトで編集をしたいや3Dグリグリのゲームをしたいとなると、Core i5やRyzen5以上を選ぶ事をオススメいたします。

個人的にはCore i7やRyzen7クラスのCPUを選んで欲しいです。このクラスを選ぶとこの先5年10年でもストレスなく使用できると思います。今後とてつもなく処理の重たいOSが出てくるかもしれませんが、3シリーズや5シリーズより耐えうる可能性が大です。

実際僕は初代Core i7を10年近く使用しており、処理がもたつくなどでイライラするということもありません。長い目で見るとコストパフォーマンスは7シリーズは良いのではないでしょうか。

勿論、性能面だけではなく予算というものもあるかと思います。Intel製CPUになってしまいますが、ノートPCだとCore i7が載っているモデルは10万円を切るものはほとんどないですので、予算を10万円とするとi5シリーズ辺りの選択肢になるかもしれません。

また、Ryzen7が載っているノートPCはメジャーな所ではレノボさん位しかないように思いますが、10万円を切るモデルもあります。

最後に

パソコンを選ぶときにはCPUだけではなくメモリにグラフィックボード、ストレージなど色々な組み合わせが存在するので、初めての方などは戸惑うことが多いかと思います。

メーカーが出しているデスクトップPCやノートPCなどは全て組み込まれた状態で販売されるので、基本となるCPU・メモリ・ストレージ・グラフィックボードから、自分が求めているものに近いものを選ぶと良いでしょう。

今回はCPUを中心に書いてみましたが、ご参考になれば幸いです。

皆様のPCライフが楽しいものになりますように・・・。

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