※9/2 基本スペック内の価格を間違えており、訂正いたしました。
マウスコンピューターさんより『m-Book K690XN-M2SH2』をお借りしました。
今回お借りした『m-Book K690XN-M2SH2』は最新のCPUにリニューアルされたニューモデルです。
大きくは一つ前の同系列のCPUは4コア8スレッドでしたが、新CPUは6コア12スレッドとなっており、大幅に性能が向上しています。
さらにグラフィックもNVIDIAのGeForce MX150を搭載しており、オンボードグラフィックとはひと味違っております。
また、ストレージはSSDとなっておりますが、M.2規格のSSDが使われており非常に高速にアクセスができる仕様となっています。さらにHDDを1TB搭載しているので、画像データなどそれなりに大量に保存しておくことも可能となっています。
価格はオフィシャルサイトで標準モデルは119,800円(税抜)となんと12万を切ってきており、ちょっと欲しくなってしまったモデルです。この辺りは後ほど。
Microsoft Office Personal 2016を搭載したモデルで138,800円(税抜)もあり、基本2ラインアップとなっていますが、カスタマイズもできるので、詳しくはマウスコンピューターさんのページで確認ください。
とはいえ、個人的には特にカスタマイズしなくても十分に使える性能を持っているモデルだと思いますので、ExcelやWordを使う必要がある人はOffice搭載モデルを選ぶといった感じで良いかもしれません。
※記事作成は2018年07月29日時点です。
製品仕様・販売価格については変更となる可能性もございます。また、価格には税及び送料が含まれておりませんのでご注意ください。
基本スペック
製品型番 | m-Book K690XN-M2SH2 |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | インテル® Core™ i7-8750H プロセッサー
(6コア/ 2.20GHz/ TB時最大4.10GHz/ 9MB スマートキャッシュ/ HT対応) |
メモリ | 16GBメモリ[8GB×2(PC4-19200 DDR4 SODIMM)]
最大メモリ 32GB[16GB×2] |
記録媒体 | 256GB (M.2規格/ Serial ATAIII接続) |
グラフィック | NVIDIA GeForce® MX150
インテル® UHD グラフィックス 630 |
ドライブ | 非搭載(希望により外付けドライブが選択できます) |
カードリーダー | マルチカードリーダー UHS-I対応(左側面×1) [対応メディア:SDメモリーカード(SDXC,SDHC 含む)、マルチメディアカード] |
ディスプレイ | フルHD15.6型ワイド液晶パネル
(1920x1080/LEDバックライト/ノングレア) |
入力デバイス | 日本語キーボード (107キー/ ピッチ約18mm / ストローク約1.8mm)
タッチバッド:スクロール機能付き |
LAN(有線/無線) | 有線:10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T(左側面×1)
無線:IEEE 802.11ac/a/b/g/n最大433Mbps対応 +Bluetooth(R)5 モジュール内蔵 |
サウンド | ハイディフィニション・オーディオ |
外部ポート | USB2.0(右側面×1)
USB3.0(右側面×1) USB3.1(TYPE-A/左側面×1、TYPE-C/左側面×1) マルチカードリーダー (対応メディア:SDメモリーカード(SDXC,SDHC含む)、マルチメディアカード)[左側面] ヘッドホン出力(ミニジャック メス/ 右側面×1) マイク入力(ミニジャック メス/ 右側面×1) |
バッテリー | 駆動時間 約 6.7時間 |
盗難防止用ロック | ケンジントンロック [右側面×1] |
本体寸法 | 378×267×25.4mm(折り畳み時/ 突起部含まず) 378×267×35.8mm(折り畳み時/突起部含む) |
重量 | 約 2.4kg |
セキュリティ | マカフィー リブセーブ(60日体験版) |
保証期間 | 1年間無償保証・24時間・365日電話サポート |
消費電力 | 標準時/約7.6W、最大時/150W、スリープ時/0.7W |
その他 | 付属品:保証書、マニュアル、ACアダプター、バッテリー |
価格 | 119,800円(税別) |
郵送用箱の中に化粧箱有り!
いつもの輸送用の箱です。
ブランドカラーの黄色がベースの化粧箱に入っておりました。
同梱物は
箱から出したところです。
今回の『m-Book K690XN-M2SH2』のバッテリーは今までご紹介したモデルと違い、やや変則的な形状をしておりますね。
カバー部分が変形した形状になっているだけで、バッテリー本体は四角になっていました。
実際に取り付けるのも特に苦労をすること無く、簡単に装着できました。
マウスコンピューターさんのノートPCは結構白色ベースのものが多いですね。
黒色ベースはゲーミングPCのG-Tuneシリーズのイメージがありますが、『m-Book K690XN-M2SH2』は黒色ベースのノートPCでちょっと新鮮な感じがします。
本体チェック
15.6型なので107キーあり、テンキーもちゃんとあります。数値入力をよくする人はこのテンキーの有無は大きいですね。13.3型などは持ち運びには非常に良いのですが、どちらが良いかの選択は悩ましいところですね。
電源ボタンがセンターの位置にあり、ちょっとゲーミングPCのような印象を受けます。
音源にCREATIVE社のSound Blaster Cinema 5が搭載されております。シールがしっかりと
アピールしていますね。
Sound Blasterと言えば、かつてDOS/Vマシンのサウンドボードのスタンダードとして名を馳せましたが、最近はあまりその名を聞かなくなっていました。
さて、久々に聞いたサウンドボードメーカーさんの奏でる音はと期待して適当な音楽を聴いてみましたが、ノートPCから出る音はお世辞にも良い音ではありません。決して悪い音でもないのですが、普通のノートPCで聞くような音ですね。これはノートPCに付いているスピーカの大きさや性能に依るもので、本来のSound Blasterの性能が生かし切れていない感じがしました。
試しにヘッドホンで聴いてみると、あらいい音。できることならヘッドホンやスピーカーに接続して聴くのが良いと思います。
もう一つのシールはNVIDIAのGeForceが搭載されている事を示していますね。こちらは派手では無いですが、その性能はしっかりと体感できます。
右側にはIntel i7 8th Gen(第8世代)をアピールするシールが貼られております。
本体裏側の写真です。対照にある2つのスリット部は手前から背面への空気の流れを作り冷却するためのものですね。
中央やや上部の大きめのスリット部はCPUを中心とした部分の冷却用と思われます。スリットの隙間から銅製のものが見えており、ヒートシンク(熱伝導率の高い放熱板)と思われます。
負荷の高い処理などをしますと、結構熱くなるので膝においてノートPCを使われる方は熱く感じるかもしれません。
また、ステレオスピーカーが搭載されており、裏面から音が広がるように作られているように思います。が、前述の通りスピーカーに繋ぐかヘッドホンで聴く方が良い音がします。
バッテリーは今まで同様に片側にはバネ入りのスイッチとなっており、もう片側でカチッとロックする形になります。
本体ポートのチェック
ノートPCを使用する形でおいての左手のポート群です。
TYPE-CのUSB3.1が搭載されているのが、マウスコンピューターさんのノートPCとしては目新しい気がします。
映像出力用として、D-sub15ピン端子とHDMI端子の両方が付いています。
向かって右側のポート群です。
音関係の端子とTYPE-AのUSBが2個並んでいます。このUSB2.0と3.0の仕様となっているのですが、僕個人としてはもうUSB2.0は無くして、3.0にしてしまっても良いのでは?と思いました。
盗難防止用のケンジントンロックもあります。
背面部に排気口があります。高負荷時にファンが回っている音がそれなりにして、熱い風が出ていました。注意書きのシールも貼られておりますので、使用時にこの付近に熱に弱いものを置かないようにした方がよいですね。
インストール後
インストール直後はこのような感じです。解像度が1366x768の設定になっております。
15.6型であればフルHD(1920x1080)でもいい気がしますが、推奨は上記の解像度となっております。
解像度を1920x1080に変更してみました。空間がかなり広くなりました。個人的にはこれくらい画面空間が広い方が好きなのですが、いかがでしょうか。ディスプレイもこの解像度まで対応していますし、使用して窮屈に感じるようでしたら変更してみても良いのではないでしょうか。
触ってみた感じ
全体的に、動作が軽いです。デスクトップマシンと変わらないくらいの処理能力を有している感じがします。(細かいベンチマークは計ってはおりません、気になる方は他のベンチマークを詳しく書かれているサイトを見ていただければと)
以前にi7搭載のノートPCを持っていたのですが、ここまでの動作の軽快さはなかったです。
自作デスクトップPCを再構築していなければ、欲しい1台です。
2.4kgと持ち運びには少々(かなり?)重たい部類に入るので、そういった使い方をするのであれば、それなりの覚悟が必要かと思います。が、それを差し引いてもこのストレスフリーな軽快さは魅力的です。
モニターが付いたデスクトップPCと考えれば、12万円はお得感がありますね。1年前だとこのスペックは12万では買えなかったように思います。
店舗などで実機を触る機会がございましたら、是非この動作の軽快さを体験していただければ幸いです。