マウスコンピューター『NEXTGEAR-MICRO am550SA1』レビュー

マウスコンピューターさんより『NEXTGEAR-MICRO am550SA1』をお借りしました。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1正面

今回の『NEXTGEAR-MICRO am550SA1』ですが、CPUが「AMD Ryzen™ 7 1700 プロセッサー」を搭載しているモデルです。
ネットのPC関係のサイトを見ていますと、Intelの第8世代のCPUが軒並み高騰及び品薄状態と言うことが大々的に書かれていたりしましたので、良くも悪くもIntel信者(笑)の僕がAMDさんのCPUを初体験することになりました。

『NEXTGEAR-MICRO am550SA1』はケースもG-tuneこだわりのオリジナルケースを使用しており、またCPUもAMDのRyzen™ 7 1700を搭載したのが大きな特徴になっております。

ストレージはM.2規格のSSD256GBとHDD1TBのデュアル構成となっております。

グラフィックボードはNVIDIA GeForce GTX1050の2GBを搭載しております。ゲーミングPCとして2GBというのはやや少ないかなという印象です。(できれば4GBか6GBは欲しいです)

メインメモリは8GB×2 ( PC4-19200 / DDR4-2400)のデュアルチャンネルとなっており、今回お借りしたモデルでは標準が8GBですので、容量UPしたものになっております。

これは僕が欲しいと思っている基準の16GBありますで安心です。こちらも予算が許せば16GBまでUPすることをオススメします。

デスクトップということでケースの大きさですが、高さが400mm×幅が188.8mm×奥行が396mmで突起物等は含んでいませんが、マザーボードがMicro-ATX仕様なのでコンパクトになっております。

詳しくは公式サイトに丁寧に説明がありますので、↓へどうぞ。

NEXTGEAR-MICRO シリーズ ケース詳細

参考までに僕のメインPC(1年で2回ぶっ飛んでしまいましたが)のケースは高さが545mm×幅が232mm×奥行が530mmとかなり大型ですので、特に小さく感じます。

書斎などの机に置くのであれば、これくらいのサイズの方が机を圧迫しなくて良いですね。

3Dグリグリや4K対応のゲームをするのでなければ充分に使えるモデルで、税別ではありますが79,800円~はお得感がありますね。

では、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

※記事作成は2018年11月18日時点のものです。(貸出機はメインメモリは16GBに換装)
製品仕様・販売価格については変更となる可能性もございます。また、価格には税及び送料が含まれておりませんのでご注意ください。

 

NEXTGEAR-MICRO am550SA1の梱包内容

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 梱包

『NEXTGEAR-MICRO am550SA1』の梱包はデスクトップPCということもあるのか、前回お借りしたDAIV-NG5500M1-SH5-Cと違い2重梱包にはなっていません。

ただ、厚手のクッション材で全方向固定されており、安心感があります。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 同梱物

同梱物はマウスコンピューターさんのノートPCモデルと大差ないものが入っていますが、変換アダプタなどデスクトップPCのみのものもいくつか入っています。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1の外観

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 右面

正面から見て右側です。

サイドパネルのハニカム形状のスリットとケース底面から吸気を行っています。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 底面

こちらは底面です。見にくいですが、インシュレーターの内側全体までメッシュが入っております。

汚れたら水洗いもできる素材になっています。

インシュレーターも写真は標準のものですが、制震性の優れたものに変更可能です。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 正面上部

正面上部の写真です。電源ボタン横のスリットは光ドライブ用5.25型ベイと思われます。

オープンベイとなっていますが、薄型のものしか入らなさそうです。

また、こんな所にHDMI端子が?!と思ってしまいました。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 背面

背面の写真です。先ほどの正面上部にあるHDMI端子の先が背面上部の突起した所に繋がっており、グラフィックボードに接続することでVRヘッドマウント等の接続を正面から簡単にできるようになる様に作られています。

いちいち背面に差し込む手間を考えると、よく考えて作っているなぁと納得。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 左側

正面左側の写真です。

カスタマイズをするときに上部2カ所のネジを取ることで簡単に蓋が開きます。

ケース詳細のページではガラス製のサイドパネルもラインアップにあるそうですので、好みに合わせて中を見ることができる様にもできます。

ガラスサイドパネルはワンタッチで開閉できる機構になっているので、頻繁にカスタマイズをする人はこちらの方が良いかもしれません。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1の内部

さて、ここまで来たら蓋を開けて中身のチェックでしょ!ということで開けてみました。(ノートPCはなかなかできないので)

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 左内部

Micro-ATXが中央に固定されておりますね。見た感じかなりシンプルになっていて吸排気がよさそうです。

右側が正面になるのですが、吸気用のファンを後から2個まで付けられる円形のくり抜きがあります。

電源ユニットが一般的には下にあることが多いのですが、このケースは上部(左上)に電源ユニットがあります。

電源ユニット自体暖かくなるのと、暖かい空気は上にいくので、電源ユニットからの熱がマザーボードやCPUを通過せずに排熱できるので、より効果的な空気の流れになりそうです。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 右内部

逆側の内部です。左が正面になります。

こちら側は基本的にはマザーボードをケースに取り付ける時くらいにしか開けることはないかと思いますが、非常にスッキリしていますね。

CPUファンが肥大化してきている昨今においてマザーボード背面に補強を付けるのですが、結構しっかりしたプレートが付いています。

CPUが来る部分には放熱を妨げないようにくり抜かれています。

 

内部全体を見て、さすがにメーカーさんで組まれてるだけあって、配線など綺麗にまとめられています。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 AMD

電源を入れるとCPUファンが赤くリング上に光り、AMDロゴが白く輝きます。

市販のファンなどではファン全体がLEDによって光るものが多いのですが、これはカッコイイ!

グラフィックボードはMSiのショートモデルのNVIDIA GeForce GTX1050の2GBが下部に取り付けられているのがわかります。

惜しむらくは冒頭でも書いたように搭載メモリが2GBという点が今回一番残念に思ったところです。せめて4GBにしたいところですが、公式のカスタマイズにもグラフィックボードの変更がなかったので、このモデルが気になる方はこの辺りはよく検討をされた方が良いかと思います。

後から換えられるとはいえ、選択肢がない状態なので購入時のカスタマイズ出来るようになりませんかね?マウスコンピューターさん。

 

NEXTGEAR-MICRO am550SA1の使用感

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 初期画面1

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 初期画面

デスクトップPCなので、モニターは私用の古いものに接続しております。ですのでこれといって画面に関して記述は難しいです。(問題はないです)

初めて買われる方などはモニターも新しいものを買われると思いますので、僕の環境より鮮やかに表示される事と思います。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 WoWs

いつものように「World of Warships」をインストールして起動してみました。

56FPS出ており数値的には充分なのですが、時折カクつく事が多々ありグラフィックボードの2GBが影響しているのかなと推測

前回お借りしたDAIV-NG5500M1-SH5-Cではなかった現象です。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 CPU状態

ただ、「World of Warships」を起動しているときのCPUの負荷状況はほとんどないので、処理が遅れているわけではなさそうです。

というか、8コア16スレッドだとさすがに圧巻な表示ですね!(僕のPCは4コア8スレッドなので、倍ですし)

NEXTGEAR-MICRO am550SA1 LAN

ネットワークも有線接続(eoの1Gbit)でそこまで低い数値ではないです。

 

NEXTGEAR-MICRO am550SA1の結論

8コア16スレッドのCPUに16GBのメインメモリ、M.2規格のSSD256GB+HDD1TBにGeForce GTX1050という構成のデスクトップPCとしては79,800円はお買い得感があります。

G-TuneというゲーミングPCの位置付けでグラフィックボードの2GBは微妙な感じがしました。決して使い物にならないというわけではありませんが、末永くゲームをしていこうと言うのであれば、3年後、5年後と耐えられるのかというと、厳しいかもしれません。

ただ、ゲーミングPCの入門機として購入するのであれば、悪くない選択肢だと思います。気になるのはグラフィックボード部分だけなので、力不足を感じたときにグラフィックボードを交換するという手もあります。

出来ることなら、マウスコンピューターさんのカスタマイズラインアップに搭載メモリの多いグラフィックボードの選択肢が増える事を願います。

個人的にケースが気に入りました。ケースだけって市販されないのかななんて思ったりしました。

icon

最後にスペック表を載せておきます。

NEXTGEAR-MICRO am550SA1の基本スペック

 

 

製品型番 NEXTGEAR-MICRO am550SA1
OS Windows 10 Home 64bit
CPU AMD Ryzen™ 7 1700 プロセッサー

(8コア/ 3.00GHz/ TC時最大3.70GHz/ 16MB L3キャッシュ)

メモリ 8GBメモリ[8GB×1(PC4-19200 DDR4 DIMM)]

(貸出機は16GBに換装)

最大メモリ 64GB[16GB×4]

記録媒体 256GB (M.2規格/ PCI Express×4接続)
グラフィック NVIDIA GeForce® GTX1050(2GB)
ドライブ 非搭載(希望により外付けドライブが選択できます)
LAN(有線) 有線:10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
ディスプレイ 3(DVI-D×1、DisplayPort×1、HDMI×1)

DVI-HDMI変換コネクタ付属

外部ポート USB3.0 6 (背面×4、前面×2)

USB3.1 2 (Type-A 背面×2)

ラインイン

ラインアウト

ヘッドホン出力(前面×1)

マイク入力(モノラル 前面×1/ 背面×1)

拡張スロット&ストレージベイ PCI-Expressスロット×16 1(空き0)

PCI-Expressスロット×01 2(空き1)

2.5型ベイ シャドウ×2(空き2)

3.5型ベイ シャドウ×1(空き0)

5.25型ベイ オープン×1(空き1)

本体寸法(幅×奥行×高さ) 188.8mm×396mm×400mm(突起部含まず)
188.8mm×410.5mm×400mm(突起部含む)
重量 約 10.8kg
セキュリティ マカフィー リブセーブ(60日体験版)
サウンド ハイディフィニション・オーディオ
保証期間 1年間無償保証・24時間・365日電話サポート
電源 500W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® BRONZE
その他 付属品:保証書、マニュアル、DVI-HDMI変換コネクタ
 価格  79,800円(税別)~

マウスコンピューター/G-Tune

おすすめの記事