マウスコンピューターさんより、今回はクリエイター向けの『DAIV-NG5500M1-SH5-C』をお借りしました。
今回のモデルは15.6型の標準的なノートPCのサイズで重量が2.4kgと「m-Book B504E」と比べて0.4kg重いノートPCとなっております。
この『DAIV-NG5500M1-SH5-C』の大きな特徴にはノートPC用のCPUではなくデスクトップPC用のCPU(第8世代のi5-8400)が搭載されているのと、グラフィックボードはGeForce® GTX1050を搭載で液晶は広色域対応液晶パネルを使用しており、adobe社のadobeRGB比98%を達成しておりRAW現像などクリエイター向けとなっております。
ここ最近マウスコンピューターさんにお借りしていましたノートPCは第8世代のi7-8750HというノートPC用のCPUでしたが、今回の『DAIV-NG5500M1-SH5-C』はデスクトップ用ですが、i5ということで、その違いに注意して触ってみたいと思います。
ちなみに『DAIV-NG5500M1-SH5-C』は、WEB限定モデルとなっておりますので、実店舗では買えないのでご注意ください。
『DAIV-NG5500M1-SH5-C』は前回レビューしました「m-Book W880XN-M2SH2」と同じ価格です。
※記事作成は2018年10月03日時点です。
製品仕様・販売価格については変更となる可能性もございます。また、価格には税及び送料が含まれておりませんのでご注意ください。
DAIV-NG5500M1-SH5-Cの化粧箱はなかなかオシャレ
いかにもクリエイター向けと言っている感じがしませんか。
もちろん通常の真っ黄色のパッケージも地味とは言えませんが、複数の色を使ってグラフティを彷彿とさせますね。
梱包は特に他のノートPCと遜色はないですね。貸出機なので袋がややしわが寄っているのはご愛敬です。
梱包内容
本体にはDAIVと大きく書かれております。色は黒ですが、何となくメタリックな感じがします。
同梱物も仕様書から、保証書、サポートマニュアルとUNEXTのチケット、ACアダプター類とバッテリーとマウスコンピューターさんのいつものパッケージと同じです。
ただ、『DAIV-NG5500M1-SH5-C』は液晶が前述の通り広色域対応液晶パネルとなっておりますので、色域出荷データシートという1台1台出荷時に検査した表現可能色域が記載された紙が付いてきます。これは、今までマウスコンピューターさんにお借りしたノートPCには付いていなかったので、ここら辺りからもクリエイター向けというのを感じます。
本体を細かくチェック
本体の左側のポート類です。
モニター出力端子が2つ付いていますが、D-sub15ピンは無くなっておりデジタル出力オンリーとなっています。
排気口は左側と背面に設けられており、右利きの人のマウスを持つ方に温風が出てこなくてありがたいです。(左利きの方ゴメンナサイ)
本体右側のポート類です。
UHS-IはSDカードの規格で従来より高速で読み書きができるようになっています。
ダミー排気口の部分にはケンジントンロック用の穴があります。
本体背面側には左右に排気口と中央にバッテリーが取り付きます。
排気口はよく見るとキラキラしています。これは今までレビューしてきたものにはあった記憶がありません。ゲーミングPCであるG-Tuneにはあったかもしれませんがスミマセン、覚えておりません。
拡大してみました。どうやらヒートシンクのようです。PC用のCPUを載せているので、冷却部分が強化されているみたいです。
底面です。吸気口が大きくとられています。よく見るとこちらも銅色のモノが左右に走っております。
銅製のヒートパイプがヒートシンクに繋がっている形になっています。また、右上のスリットの奥に見える円形はファンが搭載されており、ここは強制的に吸気をするということは、この近くに大きな熱を出すパーツが付いていると推測できます。
起動直後のデスクトップ画面はやはり15.6型は文字などの大きさが125%となっています。
フルHDで使いたい方はここを100%にすると小さくはなりますが、ワイドな空間になります。
パースソフトを入れてみました
ちょうどお借りしていたパースソフトがありましたので、インストールしてみました。
画面の3DCG部分が荒いのはレンダリング(計算処理)を開始した直後に撮影したためです。
同様に自分のデスクトップPC(Intel i7-7700K メモリ16GB GeForce GTX1060 6GB)での画面がこちら。
こちらはレンダリングが終わった状態ですので3DCGはシャープになっています。
ただ、発色は『DAIV-NG5500M1-SH5-C』の方が写真では伝わりにくいですがかなり良いです。
デスクトップのモニターが10年選手というのもありますが、明らかに違っています。
このパースソフトは指定した時間レンダリングをするというタイプで、時間を掛ければ掛けるほど精度が上がるというものになっています。ですので、5分間のレンダリングをして出てきた画像の比較をしてみます。
こちらが『DAIV-NG5500M1-SH5-C』での出力画像です。
こちらがデスクトップPCでの出力画像です。
正直、人の目で見て違いがわからないです。
『DAIV-NG5500M1-SH5-C』拡大してみました。
デスクトップPCの場合。拡大してもわからないくらいですね。
ゲームも入れてみました
ここまで来るとゲームでも十分すぎるほどの性能だと思いますが、いつもの「World of Warships」を入れてみました。
最高画質・音質の設定にします。
カクカクもせずスムーズに動きます。それにしても発色がよいです。
フレームレートは67~73FPSを出していました。60FPSを超えているのでバリバリのゲーマーでない限りスムーズな動きです。
触ってみた感想(結論)
サイズは15.6型の他のノートPCと違いはほとんど無いですが、重量がやや重たいです。
CドライブにはM.2規格のSSD(512GB)、DドライブにはHDD(1TB)が搭載されており、通常使いには十分の容量をもっています。もちろん動画などの編集をメインに使用するのであれば、いずれ容量を圧迫してくるかと思いますので、外部ストレージなどを用意しておくと安心です。
バッテリーはデスクトップ用CPUを搭載していることで、やや時間が短く約6.0時間となっていますが、高負荷の計算処理などをするとみるみる減っていくので、ACアダプターは常に用意しておく方が良いです。
i5-8400は「Intel Hyper-Threading Technology」が非サポートとの事で6コアのみで、マルチスレッド処理に最適化されたソフトウェアなどで、差が大きくなるかもしれません。
今回のパースでは計算処理結果から、第8世代のi5-8400と第7世代のi7-7700Kの能力はほぼ同等な感じがします。
ただ、第7世代ではi7搭載PCをオススメしたいところですが、第8世代のCPUであればi5でもストレスなく使用できると思います。
価格もi7を購入するより、CPUだけで見ると半額近く安くなるので、ノートPC全体の価格を抑えることができますね。
『DAIV-NG5500M1-SH5-C』はちょっと上のグレードのPCを求める人にはちょうど良いノートPCではないでしょうか。もちろん容量の大きな画像や動画などの編集もこなせる余裕のあるクリエイターにも良いモデルです。
基本スペック
製品型番 | DAIV-NG5500M1-SH5-C |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | インテル® Core™ i5-8400 プロセッサー
(6コア/ 2.60GHz/ TB時最大4.00GHz/ 9MB スマートキャッシュ) |
メモリ | 16GBメモリ[8GB×2(PC4-19200 DDR4 SODIMM)]
最大メモリ 32GB[16GB×2] |
記録媒体 | 512GB (M.2規格/ Serial ATAIII接続) |
グラフィック | NVIDIA GeForce® GTX1050(4GB)
インテル® UHD グラフィックス 630 |
ドライブ | 非搭載(希望により外付けドライブが選択できます) |
カードリーダー | マルチカードリーダー UHS-I対応(右側面×1) [対応メディア:SDメモリーカード(SDXC,SDHC 含む)、マルチメディアカード] |
ディスプレイ | フルHD15.6型ワイド液晶パネル
(1920x1080/AdobeRGB比98%/LEDバックライト/ノングレア) |
入力デバイス | 日本語バックライトキーボード (ホワイトLED/107キー/ ピッチ約18mm / ストローク約1.8mm)
タッチバッド(クロール機能付き) |
LAN(有線/無線) | 有線:10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T(左側面×1)
無線:IEEE 802.11ac/a/b/g/n最大433Mbps対応 +Bluetooth(R)5 モジュール内蔵 |
サウンド | ハイディフィニション・オーディオ |
外部ポート | ディスプレイ(HDMI/左側面×1)、(Mini DisplayPort/左側面×1)
USB2.0(右側面×1) USB3.1(TYPE-A/左側面×2、TYPE-C/左側面×1) マルチカードリーダー (対応メディア:SDメモリーカード(SDXC,SDHC含む)、マルチメディアカード)[左側面×1] ヘッドホン出力(ミニジャック メス/ 右側面×1) マイク入力(ミニジャック メス/ 右側面×1) |
webカメラ | 100万画素 |
バッテリー | 駆動時間 約 6.0時間(リチウムイオン) |
盗難防止用ロック | ケンジントンロック [右側面×1] |
本体寸法 | 378×250×30mm(折り畳み時/ 突起部含まず) 380×252×35.7mm(折り畳み時/突起部含む) |
重量 | 約 2.4kg |
セキュリティ | マカフィー リブセーブ(60日体験版) |
その他 | SOUND BLASTER CINEMA 5 |
保証期間 | 1年間無償保証・24時間・365日電話サポート |
消費電力 | 標準時/約7.7W、最大時/150W、スリープ時/0.72W |
その他 | 付属品:保証書、マニュアル、ACアダプター、バッテリー
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価格 | 144,800円(税別) |